ピアノ

ピアノの引っ越し費用の相場はいくら?ピアノ運送業者の選び方や必要な情報について紹介

ピアノの引っ越し費用の相場

運営会社

東晶貿易株式会社 ウェルカム買取査定ナビ運営事務所

住所:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー38F

電話番号:03-6230-9978

法人番号:7010001003531

ピアノは一般的な家具や家電とは異なり、重量があり繊細な楽器であるため、専門業者による運送が必要になります。

そのため、「引っ越し費用はどのくらいかかるのか」「追加料金が発生するケースはあるのか」と疑問に感じる方も多いでしょう。

ピアノの運送費用の相場

アップライトピアノ・グランドピアノ・電子ピアノといった種類に加え、運搬距離、搬出入する建物の状況、階段作業やクレーン作業の有無によって大きく変動します。

また、引っ越し会社へ依頼する場合でも、実際の運搬は提携するピアノ専門業者が担当するケースが一般的です。

この記事では、ピアノ引っ越し費用の相場を種類や距離ごとにわかりやすく解説するとともに、追加料金が発生しやすいケースや費用を抑えるコツ、信頼できるピアノ運送業者の選び方を紹介します。

さらに、引っ越しを機にピアノの売却を検討している方に向けて、売却と運送のどちらがお得になるのか判断するポイントについても詳しく解説します。

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Contents
  1. 【機種別】ピアノの引っ越し・運送にかかる費用相場
  2. 【機種別】ピアノの引っ越し・運送費用に追加費用が発生するケース
  3. ピアノの引っ越し・運送時に必要な情報
  4. ピアノの引越し・運送業者の選び方
  5. ピアノの引越し・運送費用を抑える見積もり依頼の方法
  6. 引越し・運送後のピアノのケア
  7. 引越し・運送後のピアノの設置場所
  8. ピアノの引っ越し費用に関するよくある質問
  9. まとめ

【機種別】ピアノの引っ越し・運送にかかる費用相場

ピアノの引っ越し費用は、「基本運送料金」と「特殊作業料金」を合計して決まるのが一般的です。

引っ越し・運送にかかる費用の決まり方
  • 基本運送料金:移動距離やピアノの種類によって異なり
  • 特殊作業料金:階段作業やクレーン作業、分解・組み立ての有無など搬出入の条件によって加算

そのため、同じ距離でも設置環境によって総額が大きく変わってきます。

機種近距離
(~10km程度)
中距離
(~100km程度)
長距離
(200km以上)
アップライトピアノ15,000~30,000円25,000~40,000円35,000~100,000円以上
グランドピアノ28,000~50,000円55,000~90,000円60,000~120,000円以上
電子ピアノ10,000~20,000円
(簡易モデルは5,000円~)
20,000~30,000円程度30,000~35,000円程度
エレクトーン13,000~18,000円27,000~32,000円30,000円以上
※上記は1階から1階への搬出・搬入を前提とした基本運送料金の目安です。
※階段作業、クレーン・吊り上げ作業、分解・組み立て、長距離フェリー輸送などが必要な場合は、別途追加料金が発生することがあります。

正確な見積もりを依頼する際は、ピアノの機種や型番、搬出・搬入先の住所、階数、エレベーターの有無などを事前に伝えることが重要です。

アップライトピアノの引越し・運送にかかる費用相場

アップライトピアノは家庭でもっとも普及しているタイプで、近距離であればおおむね15,000~30,000円程度が基本料金の目安です。

機種アップライトピアノ
近距離
(~10km程度)
15,000~30,000円
中距離
(~100km程度)
25,000~40,000円
長距離
(200km以上)
35,000~100,000円以上
※上記は1階から1階への搬出・搬入を前提とした基本運送料金の目安です。
※階段作業、クレーン・吊り上げ作業、分解・組み立て、長距離フェリー輸送などが必要な場合は、別途追加料金が発生することがあります。

さらに200km以上の長距離では35,000~60,000円500kmを超えるような遠距離では50,000円以上になるケースも珍しくありません。

これらは1階から1階への搬出入を前提とした目安であり、階段作業やクレーン作業が必要な場合は別途料金が加算されます。

また、重量は約200~270kgあるため、専門スタッフによる安全な運搬が必要です。

グランドピアノの引越し・運送にかかる費用相場

グランドピアノはアップライトピアノより大型かつ重量があるため、運送料金も高くなる傾向があります。

機種グランドピアノ
近距離
(~10km程度)
28,000~50,000円
中距離
(~100km程度)
55,000~90,000円
長距離
(200km以上)
60,000~120,000円以上
※上記は1階から1階への搬出・搬入を前提とした基本運送料金の目安です。
※階段作業、クレーン・吊り上げ作業、分解・組み立て、長距離フェリー輸送などが必要な場合は、別途追加料金が発生することがあります。

100km程度では55,000~90,000円、さらに長距離になると70,000~100,000円以上かかることもあります。

グランドピアノは運搬時に脚やペダルなどを取り外して運ぶことが多く、分解・組み立て作業が基本料金に含まれているか事前に確認しておくと安心です。

大型モデルでは搬入経路によってクレーン作業が必要になる場合もあり、その際は追加費用が発生します。

電子ピアノの引越し・運送にかかる費用相場

電子ピアノはアコースティックピアノより軽量なモデルが多く、近距離であれば10,000~20,000円程度が費用の目安です。

機種電子ピアノ
近距離
(~10km程度)
10,000~20,000円
(簡易モデルは5,000円~)
中距離
(~100km程度)
20,000~30,000円程度
長距離
(200km以上)
30,000~35,000円程度
※上記は1階から1階への搬出・搬入を前提とした基本運送料金の目安です。
※階段作業、クレーン・吊り上げ作業、分解・組み立て、長距離フェリー輸送などが必要な場合は、別途追加料金が発生することがあります。

引越し会社が他の家具と一緒に運搬できる場合もありますが、精密機器として専門スタッフによる運搬が推奨されるケースも少なくありません。

液晶パネルや電子基板、スピーカーなどは衝撃に弱いため、料金だけでなく運搬実績や梱包方法も確認して業者を選ぶことが大切です。

エレクトーンの引越し・運送にかかる費用相場

エレクトーンの運送料金は電子ピアノとほぼ同程度です。

機種エレクトーン
近距離
(~10km程度)
13,000~18,000円
中距離
(~100km程度)
27,000~32,000円
長距離
(200km以上)
30,000円以上
※上記は1階から1階への搬出・搬入を前提とした基本運送料金の目安です。
※階段作業、クレーン・吊り上げ作業、分解・組み立て、長距離フェリー輸送などが必要な場合は、別途追加料金が発生することがあります。

大型モデルは、重量があり、内部に電子機器を多く搭載しているため、運搬時には十分な養生や固定作業が必要です。
また、脚部の取り外しや組み立てが必要になるモデルでは、その作業費が加算される場合があります。

さらに、搬出入時に階段しか利用できない住宅や窓からの吊り上げ作業が必要なケースでは、数千円から数万円程度の特殊作業料金が追加されることもあります。

見積もりを依頼する際は、機種名や設置場所の状況を詳しく伝え、複数の専門業者で料金やサービス内容を比較すると安心です。

【機種別】ピアノの引っ越し・運送費用に追加費用が発生するケース

ピアノの運送料金は、移動距離だけで決まるわけではありません

ピアノの引越し・運送で発生する追加費用とは

搬出・搬入経路建物の構造、作業内容によっては「特殊作業料金」が加算され、見積額が大きく変わってきます。

追加費用が発生するケース発生条件追加料金の目安
階段作業エレベーターが利用できず、階段で搬出・搬入する場合1階(または10段)ごとに加算
(目安:約2,500~9,000円/階・機種により異なる)
エレベーター作業エレベーターを利用して搬出・搬入する場合1階ごとに加算
(目安:約2,000~8,000円/階・機種により異なる)
トラックの駐車位置トラックを玄関付近に停車できず、搬送距離が長くなる場合
(例:50m以上)
現場状況に応じて追加料金
外階段の利用玄関から道路まで外階段があり、一定段数(目安:6~10段以上)を超える場合約5,000~8,000円(10段ごとが目安)
クレーン・吊り上げ作業階段や廊下から搬出・搬入できず、窓やベランダから吊り上げる場合約10,000~50,000円
手吊り作業クレーンも使用できず、人力で吊り上げ・吊り下ろしを行う場合約10,000~30,000円以上
ピアノの解体・組み立て搬入経路が狭く、そのままでは運搬できない場合約30,000円以上
日時指定・繁忙期早朝・深夜の指定、3~4月の繁忙期、待機時間が発生した場合業者ごとの割増料金・待機料金が加算

特にアップライトピアノやグランドピアノは重量があり、通常の搬出入が難しいケースでは専門的な作業が必要です。

追加費用を抑えるためにも、見積もり時には階数やエレベーターの有無、階段の段数、窓からの搬入が必要かなどを正確に伝えることが重要です。

階段を利用した特殊搬送作業

エレベーターが利用できない建物では、作業員が階段を使ってピアノを運搬します。

この場合は、階数ごとに追加料金が設定されるケースが多いです。

機種費用相場
アップライトピアノ約5,000~8,000円
グランドピアノ約5,000~9,000円
エレクトーン約2,500~8,000円

重量があるグランドピアノほど作業負担が大きく、料金も高くなる傾向があります。

階段の幅や踊り場の広さによっては通常より多くの作業員が必要になる場合もあり、見積もり時には建物の状況を詳しく伝えることが大切です。

エレベーターを利用した特殊搬送作業

エレベーターを使用できる建物でも、運送業者によっては特殊作業料金が発生します。

機種費用相場(1階あたり)
アップライトピアノ約2,000~3,000円
グランドピアノ約3,000~8,000円
エレクトーン約5,000~7,000円程度

エレベーターのサイズや耐荷重によっては利用できず、階段やクレーン作業へ変更されることもあります。

そのため、事前に管理会社へエレベーターの寸法や耐荷重を確認し、運送業者へ共有しておくと当日のトラブル防止につながります。

クレーン車を利用した特殊搬送作業

玄関や階段から搬出入できない場合は、窓やベランダからクレーン車を使って吊り上げ・吊り下ろしを行います。

機種費用相場
アップライトピアノ約10,000円以上
グランドピアノ約10,000~25,000円程度
電子ピアノ約10,000円以上
※大型クレーンが必要になる現場ではさらに高額

建物前にクレーン車を停車できるスペースがない場合や、電線・樹木などの障害物がある場合は追加費用が発生することもあるため、現地確認を依頼しておくと安心です。

手吊りによる特殊搬送作業

階段やエレベーター、クレーン車が利用できないケースでは、人力で専用器具を使って搬出入する「手吊り作業」が行われます。

機種費用相場
アップライトピアノ約10,000~30,000円
グランドピアノ約10,000~25,000円
エレクトーン約10,000~30,000円

高度な技術と多くの作業員を必要とするため、通常の運搬より費用は高くなります。

また、すべての運送業者が対応しているわけではないため、手吊りが必要になりそうな場合は対応可否を事前に確認しておきましょう。

外階段からの運送による特殊搬送作業

建物の外に設置された階段を利用して運搬する場合も、追加料金の対象になります。

機種費用相場(10段ごと)
アップライトピアノ約5,000~8,000円
グランドピアノ約5,000~8,000円
エレクトーン約5,000~8,000円

外階段は天候や足場の状況によって作業難易度が変わるため、段数だけでなく勾配や幅も見積もりに影響することがあります。

トラックの駐車位置が遠い場合は、運搬距離に応じた追加料金が発生するケースもあります。

階段を利用した特殊搬送作業

建物内外を問わず、階段を利用した搬送ではピアノの重量や搬送経路によって必要な作業員数が変わるため、追加費用が発生しやすくなります。

特にグランドピアノは250kgを超えるモデルも多く、安全確保のため複数人での運搬が基本です。

また、踊り場が狭い場合や方向転換が難しい構造では、通常より時間がかかることから料金が高くなる場合があります。

見積もり時には階段の段数だけでなく、幅や曲がり角の有無も伝えておくことが重要です。

ピアノ解体後の特殊搬送作業

搬入経路が極端に狭く、そのままでは運べない場合は、ピアノを分解して運搬し、設置場所で再び組み立てる特殊作業が必要になります。

アップライトピアノやグランドピアノでは約30,000円以上が相場で、高度な技術を要するため対応できる業者は限られます。

機種費用相場
アップライトピアノ約30,000円以上
グランドピアノ約30,000円以上

グランドピアノは通常でも脚やペダルを取り外して運搬しますが、本体まで分解するケースは特殊な現場に限られます。

電子ピアノについても大型モデルではスタンドなどを分解することがありますが、アコースティックピアノのような本体解体を伴うケースはほとんどありません。

ピアノの引っ越し・運送時に必要な情報

ピアノの引っ越しや運送を依頼する際は、正確な見積もりを出してもらうために事前の情報共有が欠かせません。

以下の情報を事前に伝えておくことで、当日の追加料金や作業トラブルを防ぎやすくなります。

事前に伝えておく情報
  • ピアノの種類やメーカー
  • 搬出・搬入する建物の状況
  • ピアノの設置場所
  • 搬入経路など

特に重量のあるアップライトピアノやグランドピアノは、現場の状況によって必要な作業内容が大きく変わるため、できるだけ詳細な情報を準備しておくことが重要です。

また、ピアノ本体や搬入経路の写真を事前に撮影しておくと、業者との打ち合わせもスムーズに進められます。

ピアノの基本情報(メーカー・品番・種類)

まず伝えるべきなのは、ピアノ本体に関する情報です。

連絡するピアノ本体に関する情報
  • アップライトピアノ・グランドピアノ・電子ピアノ・エレクトーンなどの種類
  • ヤマハやカワイなどのメーカー名
  • 品番(型番)
  • 製造番号

上記の情報を伝えることで、業者は重量やサイズを正確に把握できます。

品番や製造番号は、屋根を開けた内部やフレーム部分に記載されていることが多く、見積もり時に確認を求められるケースも少なくありません。

アップライトピアノ・グランドピアノの品番位置図

また、高低自在椅子インシュレーター補助ペダルなど、一緒に運搬してほしい付属品がある場合も事前に伝えておくと、追加の手配が必要かどうか判断しやすくなります

旧居・新居それぞれの建物情報

搬出元と搬入先の建物情報も、見積もりには欠かせない要素です。

旧居・新居それぞれの建物情報

一戸建てなのか、マンション・アパートなのかによって作業方法が異なるほか、建物の構造によってはクレーン作業が必要になる場合もあります。
マンションの場合はエレベーターの有無だけでなく、ピアノを載せられる大きさかどうかも確認しておくと安心です。

また、管理規約によって作業時間や養生方法が決められているケースもあるため、事前に管理会社へ確認しておくことで当日のトラブルを防げます。

建物の情報を正確に伝えることで、より実際の作業内容に近い見積もりを受けられます。

設置階数

ピアノを何階から何階へ移動するのかも、料金を左右する重要な情報です。

1階から1階への運送と、2階・3階への搬出入では必要な作業が異なり、階段作業やエレベーター作業による追加料金が発生することがあります。

エレベーターが利用できない建物では、階段の段数や踊り場の広さによって作業人数が増える場合もあります。

さらに、建物内だけでなく玄関前に外階段がある場合も追加費用の対象になることがあるため、階数だけでなく階段の有無や段数まで伝えておくことが大切です。

搬入経路(エレベーター、階段、道路幅など)

搬入経路の情報は、安全に運搬できるかどうかを判断するために非常に重要です。

確認しておきたい搬入経路
  • 玄関や廊下
  • ドアの幅
  • 階段の広さ
  • エレベーターの寸法
  • 自宅前の道路幅
  • トラックを停車できるスペースの有無

道路が狭く車両を横付けできない場合や、階段で方向転換できない場合は、クレーン車や手吊り作業が必要になることがあります。

事前に搬入経路や設置場所の写真を撮影し、業者へ共有しておけば、現地調査を行わなくても詳細な見積もりを出してもらえるケースがあります。

また、引っ越し後は環境の変化によって音程が変化しやすいため、設置から1〜2か月後を目安に調律を依頼すると、より良い状態で演奏を楽しめます。

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ピアノの引越し・運送業者の選び方

ピアノは重量がありながらも非常に繊細な楽器であるため、一般的な家具とは異なる専門的な運搬技術が必要です。

業者選びを誤ると、ピアノ本体の破損だけでなく、住宅への傷や予想外の追加料金が発生する可能性もあります。

安心してピアノを運ぶためには、運送実績や補償内容、見積もりの明確さなどを事前に確認することが大切です。

ここでは、ピアノの引越し・運送業者を選ぶ際に押さえておきたいポイントを紹介します。

ピアノ専門の運送業者を優先して選ぶ

ピアノの引越しでは、ピアノ専門の運送業者へ依頼するのがおすすめです。

ピアノ専門の運送業者への依頼がおすすめの理由

ピアノは200kg以上ある重量物でありながら、内部には繊細なアクション機構や弦、響板などが組み込まれています。
そのため、通常の引っ越し作業とは異なる専門知識や搬出技術が求められます。

専門業者であれば、搬出・搬入だけでなく、養生作業クレーン作業運搬後の調律クリーニングまで対応している場合もあります。

なお、大手引っ越し業者へ依頼する場合でも、実際の運搬は提携するピアノ専門会社が担当するケースが多いため、どの会社が作業を行うのか事前に確認すると安心です。

複数の業者から相見積もりを取る

ピアノの運送費用は、業者ごとに料金体系や追加費用が異なるため、最低でも3社程度から見積もりを取ることが重要です。

基本料金だけを見るのではなく、階段作業やクレーン作業、待機料金などの追加費用も含めた総額で比較しましょう。

複数社を比較することで適正価格を把握でき、高すぎる見積もりや不明瞭な料金設定を避けやすくなります。

損害賠償保険や補償内容を確認する

万が一の事故に備え、損害賠償保険へ加入している業者を選びましょう。

運搬中には、ピアノ本体だけでなく床や壁、階段などの住宅設備に傷が付く可能性もあります。

補償内容や補償金額、事故発生時の対応方法まで事前に確認しておくことで、安心して依頼できます。

ピアノの引っ越し・運送における損害賠償保険や補償内容

ピアノの運送では、多くの専門業者が損害賠償保険に加入していますが、すべてのトラブルが補償されるわけではありません
依頼前に補償範囲や条件を確認しておくことが大切です。

補償される主な内容
  • 運搬中の衝突や落下によるピアノ本体の傷・破損
  • 強い衝撃による内部部品の破損
  • 搬出・搬入時に生じた壁や床、玄関など住宅への損害
補償されないことが多い内容
  • 運搬後に必要となる調律費用(音律の狂い)
  • 外傷がない電子ピアノや鍵盤の不具合など、経年劣化と判断される故障
  • 地震や台風などの自然災害による損害
契約前に確認したいポイント
  • 保険料が基本料金に含まれているか
  • 補償上限額がピアノの価値を十分にカバーしているか
  • 免責金額(自己負担額)の有無
  • 保険内容や補償条件が見積書・契約書に明記されているか

損害賠償保険の内容を事前に確認し、運搬前後の状態を記録しておくことで、万が一のトラブルにもスムーズに対応しやすくなります。

口コミや実績を確認する

料金だけでなく、実際の利用者による口コミや運送実績も確認しておきましょう。

「スタッフの対応が丁寧だった」「搬出がスムーズだった」「追加料金の説明が分かりやすかった」といった口コミは、業者選びの参考になります。

また、長年ピアノ運送を手掛けている専門業者や、調律会社・楽器店から紹介されている業者であれば、安心して依頼しやすいでしょう。

見積もり時には設置状況を正確に伝える

正確な見積もりを出してもらうためには、ピアノの設置状況を詳しく伝えることが大切です。

特に以下の情報は、追加料金の有無を左右する重要なポイントになります。

  • アップライトピアノ・グランドピアノなどの種類
  • メーカー・品番
  • 現在の設置階数と搬入先の階数
  • エレベーターの有無
  • 階段の段数や外階段の有無
  • クレーン作業が必要になる搬入経路かどうか
  • 現在の住居へ搬入した際の方法(窓搬入・クレーン利用など)

これらの情報を事前に共有しておくことで、当日の追加料金や作業トラブルを防ぎやすくなります。

調律やメンテナンスまで対応できる業者を選ぶ

ピアノは運搬時の振動や環境変化によって音程が変化することがあるため、必要に応じて調律まで依頼できる業者を選ぶと安心です。

運送と調律を同じ業者で依頼できれば、搬入後の状態を確認しながら適切なメンテナンスを受けられます。

大切なピアノを長く良い状態で使い続けるためにも、運送だけでなくアフターサービスの充実度も比較して業者を選びましょう。

ピアノの引越し・運送費用を抑える見積もり依頼の方法

ピアノの引っ越しは一般的な家具とは異なり、重量があるうえに精密な楽器でもあるため、専門知識を持つ運送業者へ見積もりを依頼することが大切です。

見積もりを依頼する際に伝える情報
  • アップライトピアノやグランドピアノなどの種類
  • メーカー名
  • 型番
  • 搬出元・搬入先の住所
  • 建物の種類
  • 設置階数
  • エレベーターの有無
  • 道路状況など

これらの情報が正確であれば、クレーン作業や階段作業などの追加費用も含めた見積もりを受けやすくなります

また、運送後は音程が変化することも多いため、調律サービスもあわせて依頼できるか確認しておくと安心です。

複数社に見積もり依頼を出す

ピアノ運送を依頼する際は、1社だけではなく複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較することが重要です。

同じ条件でも業者によって基本料金や追加費用の設定が異なり、総額に大きな差が出ることがあります。

例えば、階段作業やクレーン作業が基本料金に含まれている会社もあれば、別料金として加算する会社もあります。

項目基本料金に含まれる会社別料金として加算する会社
基本運送料金(アップライト・近距離)約20,000~35,000円約15,000~30,000円
階段作業(1階ごと)基本料金に含まれる場合あり約5,000~9,000円/階
エレベーター作業(1階ごと)基本料金に含まれる場合あり約2,000~8,000円/階
クレーン・吊り上げ作業基本料金に含まれるプランあり約10,000~50,000円
手吊り作業一部プランで対応・追加なしの場合あり約10,000~30,000円
解体・組み立てプランに含まれる場合あり約30,000円~
見積もり時の総額総額が分かりやすく追加費用が発生しにくい基本料金は安いが、現場状況によって総額が高くなることがある
※上記は一般的な相場の目安です。
※料金体系は業者によって異なるため、見積もり時には「階段作業」「クレーン作業」「養生費」「出張費」などが基本料金に含まれているかを事前に確認し、複数社で比較することをおすすめします。

また、調律やピアノ保険、設置サービスなどの付帯サービスも比較ポイントになります。

見積もりを依頼する際は、すべての業者へ同じ条件を伝えることで、料金だけでなく対応の丁寧さや説明の分かりやすさも比較しやすくなります。

オンラインから見積もり依頼を出す

忙しくて電話や訪問見積もりの時間が取れない場合は、オンライン見積もりサービスの活用がおすすめです。

専用フォームへピアノの種類や設置場所、移動先などの情報を入力するだけで、複数の業者へ一括で見積もりを依頼できるサービスもあります。

最近では、ピアノ本体や搬入経路の写真・動画を送ることで、現地訪問なしでも見積もりに対応する業者が増えています。

また、料金だけでなく口コミや利用者の評価も確認できるため、価格とサービス品質の両方を比較しながら依頼先を選びやすい点もメリットです。

繁忙期を避けて見積もり依頼を出す

ピアノ運送の費用を抑えたい場合は、依頼する時期にも注目しましょう。

依頼する時期ごとにかかるピアノの引っ越し・運送費用の相場

引っ越し需要が集中する3〜4月は予約が取りづらく、通常より料金が高くなる傾向があります。
一方で、5月以降や秋から冬にかけては比較的予約に余裕があり、割引や価格交渉に応じてもらえるケースもあります。

繁忙期と通常期の料金差や予約状況
時期引っ越し・運送費用の目安予約の取りやすさ特徴
3~4月
(繁忙期)
通常料金より10~30%程度高くなる傾向
(取りにくい)
新生活・転勤シーズンのため依頼が集中しやすく、希望日時が埋まりやすい。
早朝・土日・祝日はさらに料金が上がる場合もある。
5~6月通常料金
(取りやすい)
繁忙期終了後で予約に余裕があり、キャンペーンや値引きに対応する業者も多い。
7~8月通常料金~やや高め夏休み期間は一部地域で依頼が増えるものの、3~4月ほど混雑しない。
平日を選ぶと費用を抑えやすい。
9~11月通常料金
(取りやすい)
比較的予約が取りやすく、複数社を比較しながら依頼しやすい時期。
価格交渉にも応じてもらいやすい傾向がある。
12~1月通常料金○~◎年末年始を除けば比較的落ち着いており、スケジュールに余裕を持って依頼できる。
2月通常料金~やや高め3月の繁忙期を前に予約が増え始める時期。
引っ越し日が決まっている場合は早めの見積もりがおすすめ。
※上記は一般的な傾向です。
※実際の料金は、運搬距離、ピアノの種類(アップライト・グランド・電子ピアノ・エレクトーン)、階段作業やクレーン作業の有無、土日祝日・時間指定などの条件によって変動します。
※また、繁忙期の料金設定や割増率は運送業者ごとに異なるため、複数社から見積もりを取得して比較することが大切です。

また、希望日に余裕を持って見積もりを依頼すれば、複数の業者を比較する時間も確保でき、より条件の良い会社を選びやすくなります。

急な依頼は選択肢が限られ、追加料金が発生することもあるため、引っ越し日が決まったら早めに見積もりを依頼することが、費用を抑えるポイントです。

引越し・運送後のピアノのケア

ピアノは精密な構造を持つ楽器であり、引っ越し運送による振動、さらに設置場所の温度や湿度の変化によって音程やタッチが変化することがあります。

そのため、無事に運搬が終わった後も適切なメンテナンスを行うことが大切です。

アコースティックピアノは、見た目に異常がなくても内部の弦やアクション機構にわずかな変化が生じていることがあるため、運送後は調律や点検を実施することで、本来の音色や演奏性を維持しやすくなります

調律を行うタイミング

設置直後ではなく、新しい環境にピアノが十分になじんでからが理想的です。
一般的には、設置後1週間~1か月程度を目安に依頼すると、室温や湿度の変化が落ち着き、より安定した状態で調律を受けられます。
引っ越し直後に調律をしても、その後の環境変化によって再び音程がずれることがあるため、少し時間を空けてから依頼する方が効率的です。

調律費用の目安
  • アップライトピアノ:約12,000~20,000円
  • グランドピアノ:約15,000~25,000円

調律は、ピアノ専門の調律師や楽器店へ依頼するほか、ピアノ運送業者から提携している調律師を紹介してもらえる場合もあります。

運送と調律をまとめて依頼すれば、ピアノの状態を把握した担当者に引き継いでもらえるため、スムーズにメンテナンスを進められるでしょう。

定期的な調律と適切な設置環境を心掛けることで、ピアノを長く良好な状態で演奏し続けることができます。

ただし、長期間調律していなかったピアノや、内部クリーニング・部品調整・修理が必要な場合は追加料金が発生することがあります。見積もりの際は、調律費用に点検や簡単な整調が含まれているかも確認しておくと安心です。

引越し・運送後のピアノの設置場所

ピアノは引っ越しや運送が終わった後の設置場所によって、音色やコンディションが大きく左右されます。

【参考】ピアノの構造

木材やフェルト、金属製の弦など、さまざまな素材で作られているため、温度や湿度の変化に敏感な楽器です。

そのため、見た目や部屋のレイアウトだけで設置場所を決めるのではなく、ピアノにとって適した環境を選ぶことが重要です。

一度設置したピアノを何度も移動すると、音程の変化や本体への負担につながる可能性があるため、最初の設置場所を慎重に検討しましょう。

設置場所に適した場所
設置条件理由・メリット注意点・対策
直射日光が当たらない場所木材や塗装、内部部品の劣化を防ぎ、美しい外観と性能を維持しやすい。窓際に設置する場合はカーテンやブラインドで日差しを遮る。
室温・湿度が安定している場所木材の伸縮や弦の張力変化を抑え、音程の狂いを防ぎやすい。室温・湿度の急激な変化を避け、湿度は40~60%程度を目安に管理する。
エアコン・暖房器具の風が直接当たらない場所急激な乾燥や温度変化による調律の狂い、部品の劣化を防げる。エアコンの吹き出し口付近や暖房器具の近くへの設置は避ける。
外壁や大きな窓から離れた場所外気温や結露などの影響を受けにくく、安定した環境を保ちやすい。できるだけ室内側の壁に沿って設置するのがおすすめ。
水平で十分な強度がある床ピアノを安定して設置でき、本体への負担や傾きを防げる。重量のあるピアノは床の耐荷重を確認し、必要に応じて床補強を検討する。
インシュレーター・敷板を使用する重量を分散し、床の傷やへこみ、振動を軽減できる。フローリングや畳の上では特に設置をおすすめ。
防音対策ができる場所演奏音や振動が周囲へ伝わりにくくなり、集合住宅でも使用しやすい。防音マット、防振インシュレーター、防音パネルなどを併用すると効果的。
設置後はなるべく移動しない頻繁な移動による音程の変化や本体への負担を抑えられる。レイアウト変更を考慮し、最初に設置場所を十分検討してから設置する。

マンションやアパートなどの集合住宅では、演奏時の振動や音漏れにも配慮が必要です。

演奏時の振動や音漏れ対策
  • 防音マット
  • 防振インシュレーター
  • 防音パネルなど

また、設置後は定期的に室内の湿度を40~60%程度に保ち、必要に応じて除湿器や加湿器を利用すると、ピアノをより良い状態で維持しやすくなります。

適切な設置環境を整え、その後も定期的な調律や点検を行うことで、ピアノ本来の美しい音色を長く楽しめます。

ピアノの引っ越し費用に関するよくある質問

引っ越しでピアノを運ぶ際は、「費用はどれくらいかかるの?」「追加料金が発生するケースは?」「調律は必要?」など、さまざまな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

ピアノは重量があり、繊細な構造を持つ楽器であるため、一般的な家具とは異なるポイントを押さえておくことが大切です。

ここでは、ピアノの引っ越し・運送費用に関して特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。

見積もりを依頼する前や業者選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

ピアノの引っ越し費用はどれくらいかかりますか?

ピアノの引っ越し費用は、ピアノの種類や運搬距離、搬出・搬入する建物の状況によって大きく異なります。

ピアノの種類近距離の相場
(同一市内・約10km以内)
長距離の相場
(100km以上・県外)
特徴
アップライトピアノ約15,000~30,000円約40,000~60,000円一般家庭で最も普及しているタイプ。
階段作業やクレーン作業が必要な場合は追加料金が発生する。
グランドピアノ約30,000~50,000円約60,000~100,000円以上重量・サイズともに大きく、脚やペダルの分解・組み立て作業が必要になることが多い。
電子ピアノ約10,000~20,000円約20,000~30,000円アコースティックピアノより軽量だが、精密機器のため丁寧な運搬が必要。
エレクトーン約10,000~20,000円約20,000~35,000円大型モデルは重量があり、分解・組み立てや専門スタッフによる運搬が必要になる場合がある。

ただし、これらは1階から1階への通常搬送を前提とした料金です。

階段作業やクレーン作業などの特殊作業が必要になる場合は、別途追加費用が発生するため、事前に見積もりを取得して総額を確認することをおすすめします。

引っ越し費用は何によって決まりますか?

ピアノの運送料金は、「基本運送料金」と「特殊作業料金」を合計して算出されます。

ピアノの運送料金の内訳
  • 基本運送料金
    ピアノの種類や重量、運搬距離によって決まり、グランドピアノのように大型で重量のある機種ほど料金は高くなります。
  • 特殊作業料金
    搬出・搬入する建物や周辺環境によって変動します。
    例えば、エレベーターが利用できず階段で運ぶ場合や、窓からクレーンで吊り上げる場合、建物前にトラックを停車できず長距離を人力で運搬する場合などは追加費用が発生します。

また、繁忙期である3〜4月や土日・祝日、早朝・夜間の時間指定は通常より料金が高くなる傾向があります。

正確な料金を知るためには、設置場所の状況も含めて見積もりを依頼することが重要です。

一般的な引っ越し業者でもピアノを運べますか?

大手引っ越し業者でもピアノ運送を受け付けていますが、実際の運搬は提携しているピアノ専門業者が担当するケースがほとんどです。

ピアノは200kgを超える重量があり、内部には弦やアクションなど繊細な部品が組み込まれているため、専門的な知識と専用機材が必要になります。
そのため、ピアノだけを運送する場合は、最初からピアノ専門の運送会社へ依頼するのも選択肢の一つです。

専門業者であれば、運搬だけでなく、搬入経路の確認や調律の手配、万が一の補償制度などが充実している場合もあります。

依頼する際は、運送実績や補償内容、追加料金の有無なども確認し、複数社を比較して選ぶと安心です。

クレーン作業が必要になるのはどのような場合ですか?

クレーン作業は、玄関や階段、エレベーターからピアノを搬出・搬入できない場合に行われます。

クレーン作業が必要になる場面

マンションの2階以上へ設置する際に階段の幅が狭い場合や、踊り場で方向転換できない場合は、窓やベランダから吊り上げて作業します

当日に追加料金が発生しないよう、事前に建物の写真や搬入経路の写真を業者へ共有しておくと安心です。

クレーン作業の費用相場は約10,000~50,000円ですが、建物前にクレーン車を停車できない場合や、大型クレーンが必要な場合はさらに高額になることもあります。
また、電線や樹木などの障害物によってクレーンを使用できないケースでは、人力による「手吊り作業」が必要になる場合もあります。

見積もり時に準備しておくべき情報はありますか?

見積もりをスムーズに進めるためには、ピアノ本体と設置場所に関する情報を事前に整理しておきましょう。

引っ越し・運送作業時に必要となる主な情報
  • メーカー名
  • 品番(型番)
  • 製造番号
  • アップライトピアノ・グランドピアノなどの種類

また、搬出元・搬入先の住所、建物の種類(一戸建て・マンションなど)、設置階数、エレベーターの有無、階段の段数、玄関や廊下の幅、道路幅なども見積もりに影響します。

最近では、ピアノ本体や搬入経路の写真・動画を送るだけで見積もりに対応する業者も増えています。

現地調査が不要になるケースもあるため、スマートフォンで撮影しておくと便利です。

引っ越し後に調律は必要ですか?

ピアノは非常に繊細な楽器のため、運搬中の振動や設置場所の温度・湿度の変化によって音程が変化することがあります。

そのため、引っ越し後は調律を行うことが推奨されています。

調律を依頼するタイミング

調律を依頼するタイミングは、設置直後ではなく、新しい環境にピアノがなじむ1週間~1か月後が目安です。
設置後すぐに調律を行っても、その後の環境変化によって再び音程が変化する可能性があるためです。

調律費用はアップライトピアノで約12,000~20,000円グランドピアノで約15,000~25,000円が一般的な相場です。

運送業者によっては提携している調律師を紹介してもらえることもあるため、運送とあわせて相談しておくとスムーズです。

まとめ

ピアノの引っ越し費用は、ピアノの種類や運搬距離に加え、設置階数や搬入経路、階段・クレーン作業の有無などによって大きく変動します。

引っ越し・運送費用を抑える方法
  • 複数の専門業者から見積もりを取り、料金だけでなく追加費用や補償内容まで比較すること
  • 見積もり時にはメーカーや品番、建物の構造、搬入経路などの情報を正確に伝えること

さらに、運送後は1週間〜1か月を目安に調律を行い、直射日光やエアコンの風を避けた適切な場所へ設置することで、ピアノを良好な状態で長く使用できます。

事前に費用相場や依頼の流れを理解し、信頼できる運送業者を選ぶことが、安心してピアノを引っ越しするためのポイントです。

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