■30年前(1990年代製)の買取相場目安
- アップライトピアノ:152,000〜250,000円
- グランドピアノ:350,000〜700,000円
■40年前(1980年代製)の買取相場目安
- アップライトピアノ:50,000〜200,000円
- グランドピアノ:50,000〜150,000円
■50年前(1970年代製)の買取相場目安
- アップライトピアノ:50,000〜200,000円
- グランドピアノ:100,000〜250,000円
30~50年前のブランド・型番ごとの詳しいピアノの買取相場を知りたい方はこちら
長年大切にしてきたピアノが、40~50年という歳月を経た今も価値を持つのか気になる方は少なくありません。
古い楽器だからといって必ずしも処分しか方法がないわけではなく、状態やメーカーによっては買取してもらえる可能性もあるでしょう。
ただし査定基準には特徴があり、注意点を知ることで評価額は大きく変わります。
ここでは、30~50年前のピアノに関する買取事情や高く売るコツまで解説します。
30・40・50年前のピアノの買取相場|YAMAHA・KAWAI・APOLLO
30~50年前のピアノの買取相場は、どうなっているのか、査定を受ける前に把握しておくと安心できます。
年式が評価されて価格が上昇するモデルもあれば、無料引き取りになるケースもあります。
50年前は国内での大量生産が始まり、高級品から初心者向けのモデルまでラインナップが充実し始めた時期です。
30年前のピアノの買取相場|YAHAMA・KAWAI・APOLLO
YAMAHA(ヤマハ)

| アップライトピアノ | 買取相場 |
|---|---|
| Uシリーズ:U1/U2/U3 | 12〜18万円 |
| YUシリーズ:YU/YU3 | 13〜15万円 |
| UXシリーズ(X支柱系):UX1/UX3 | 17〜19万円 |
| W(木目)系バリエーション:W101/W102/ W103/W104 | 14〜20万円 |
| グランドピアノ | 買取相場 |
|---|---|
| Cシリーズ:C1/C2/C3/C5/C6/C7 | 45〜50万円 |
| Gシリーズ:G1/G2/G3/G5など | 30〜32万円 |
| Sシリーズ(上位系):S4/S6 | 60〜90万円 |
KAWAI(カワイ)
| アップライトピアノ | 買取相場 |
|---|---|
| USシリーズ | 5〜6万円 |
| Kシリーズ | 5〜8万円 |
| CLシリーズ | 0〜3万円 |
| BLシリーズ | 2〜10万円 |
| グランドピアノピアノ | 買取相場 |
|---|---|
| RXシリーズ | 35~40万円 |
| Gシリーズ | 8〜9万円 |
| GSシリーズ | 5〜12万円 |
APOLLO(アポロ)
| シリーズ名 | |
|---|---|
| RUシリーズ(RU-350 / RU-388 / RU-200 など) | 5〜9万円 |
| RGシリーズ(RG-30 / RG-35 / RG-38) | 6〜12万円 |
| Aシリーズ(A-30Z / A-35Z / A-38Z) | 3〜8万円 |
| AR(AR-78 など) | 2~7万円 |
| KTY(KTY126WI / KTY-132PR / KTY-121WM) | 4~10万円 |
40年前のピアノの買取相場|YAHAMA・KAWAI・APOLLO
YAMAHA(ヤマハ)
| アップライトピアノ | 買取相場 |
|---|---|
| Uシリーズ | 8〜15万円 |
| UXシリーズ | 14.5〜19万円 |
| UXシリーズ(アップライト) | 19〜23万円 |
| W(木目)系バリエーション | 1.5~4.5万円 |
| グランドピアノピアノ | 買取相場 |
|---|---|
| Cシリーズ | 29〜31万円 |
| Gシリーズ | 17〜18万円 |
| Sシリーズ(上位グランド) | 180万円前後 |
KAWAI(カワイ)
| アップライトピアノ | 買取相場 |
|---|---|
| USシリーズ:US50/55/60/63/65/70/75/80/90) | 5〜6万円 |
| BL系:BL-12/31 | 2〜10万円 |
| BS系 | 3〜10万円 |
| KL系:KL-11/15/32/33 | 3〜5万円 |
| KS系:KS-1F/2F/3F | 3〜6万円 |
| KX系:KX-21/31/45 | 4〜7万円 |
| グランドピアノ | 買取相場 |
|---|---|
| KGシリーズ(KG-1/2/3/5等) | 8〜9万円 |
| GSシリーズ(GS-30/40/50/60 等) | 5〜12万円 |
APOLLO(アポロ)
| シリーズ | 買取相場 |
|---|---|
| RUシリーズ:RU-350/RU-385/RU-388/ RU-200など | 5~8万円 |
| RGシリーズ:RG-30/RG-35/RG-38 | 4~9万円 |
| Aシリーズ:A-30Z/A-35Z/A-38Z | 3~7万円 |
| AR:AR-78 | 2~5万円 |
| KTY:KTY126WI/KTY-132PR/KTY-121WM | 2~8万円 |
50年前のピアノの買取相場|YAHAMA・KAWAI・APOLLO
YAMAHA(ヤマハ)
| アップライトピアノ | 買取価格 |
|---|---|
| Uシリーズ:U3E/U3F/U3G/U3H | 10~12万円 |
| Wシリーズ(木目アップライト) | 3万〜8万円 |
| グランドピアノ | 買取価格 |
|---|---|
| G1/G2/G3 | 25~35万円 |
| Cシリーズ | 20万〜40万円 |
KAWAI(カワイ)
| アップライトピアノ | 買取相場 |
|---|---|
| USシリーズ:US50/55/60/63/65/70/75/80/90) | 3〜6万円 |
| BL系:BL-12/31 | 2〜5万円 |
| BS系 | 2〜6万円 |
| KL系:KL-11/15/32/33 | 1〜4万円 |
| KS系:KS-1F/2F/3F | 1.5〜5万円 |
| KX系:KX-21/31/45 | 2〜6万円 |
APOLLO(アポロ)
| シリーズ | 買取相場 |
|---|---|
| RUシリーズ:RU-350/RU-385/RU-388/ RU-200など | 0~1万円 |
| RGシリーズ:RG-30/RG-35/RG-38 | 5~8万円 |
| Aシリーズ:A-30Z/A-35Z/A-38Z | 2~7万円 |
| AR:AR-78 | 5~8万円 |
| KTY:KTY126WI/KTY-132PR/KTY-121WM | 9~11万円 |
30・40・50年前のピアノでも買取してもらえる?
古いピアノと聞くと価値がないと思われがちですが、実際にはそうとは限りません。
製造から半世紀が経過していても、保存状態やメーカー、修理の可能性などによっては十分に査定対象となります。
もちろん、すべてが高額になるわけではありませんが「古いから無価値」と判断するのは早計です。
ここからは、買い取りにつながりやすい要素と、逆に査定がつきにくいピアノについて、それぞれ解説します。
買取してもらいやすい40・50年前のピアノの特徴
製造から長い年月が経っているピアノでも、条件次第で価値が残されていることがあります。
特に重要なのはメーカーの信頼性や、修理の容易さ、そして保管状況です。
年代物であっても管理が行き届いていれば、音の鳴りや外観が良好で、中古市場で求められるケースがあります。
需要が安定している楽器は、趣味として再利用されるだけでなく、練習用や教育用としても需要が見込まれるでしょう。
次に、特に評価につながりやすい条件について解説します。
有名メーカーのピアノ

ヤマハやカワイといった国内外で知名度が高いメーカーのピアノは、半世紀前に製造されたものであっても一定の価値が期待できます。
理由として、耐久性や音色の均一性が認められており、長期間の使用後でも修復が容易だからです。
さらに、知名度の高いブランドは購入希望者が見つかりやすく、中古市場で安定した需要があります。
加えて、部品供給が比較的安定しているために修理後の使用期間も見込めるのが強みです。
このため、製造から年月が経っていても、適切な保存環境で維持されていれば高めの査定がつくケースがあります。
簡単な修理で直せる
査定では、修理にかかる費用や手間も大きな判断材料となります。
外装の小さな傷や鍵盤の軽い不具合など、簡単な修理で本来の音の響きを取り戻せるピアノは買い取り対象になりやすいです。
専門業者が短時間で調整できる程度の問題であれば、査定額に大きな影響は及びません。
また、調律だけで改善できるケースもあり、その場合は再販価値が高まります。
「修復すれば十分に演奏可能」という条件を満たす個体は、古くても市場で歓迎される傾向があります。
年数以上に、直せる可能性が残っているかが重要なポイントです。
買取不可になりやすい40・50年前のピアノの特徴
半世紀前のピアノの中には、修復が非常に困難で、結果的に買い取り対象外となるものがあります。
特に注意が必要なのは、音が出ない状態や外装の大きな損傷です。
こうした楽器は修理に多大な費用がかかり、中古市場に出しても需要が見込めないため評価がつきにくいのです。
ここでは、特に買い取りが難しいとされる代表的な特徴について解説します。
音が出ない
鍵盤を押しても音が鳴らない状態は、査定上もっとも大きな減点対象となります。
ピアノは音を鳴らすことが本質であるため、その機能が失われている場合は楽器として価値を失います。
内部のハンマーやアクションが劣化していると修理に高額な費用がかかり、結果として再販が見込めません。
軽度であれば修正ができる可能性はありますが、構造そのものに問題があると修復が現実的ではなくなります。
そのため、「音が出にくい」「一部の鍵盤が無反応」などの状態は買取不可の原因になりやすいのです。
傷や損傷が目立つ
査定では、外装の保存状態も重要な評価基準です。
表面の小さな擦れや軽い色あせであれば許容範囲ですが、深い傷や大きな剥がれが目立つと、見た目の印象が大きく低下します。
さらに、木材の割れや虫食い、塗装の広範囲な剥落など、修復が困難な損傷があると再利用が難しくなります。
楽器としての美観も需要を左右するため、見た目の損傷が激しいピアノは市場に出せないことが多いのです。
保存が不十分で劣化が進んだ場合、演奏面だけでなく外観の価値も失われてしまいます。
ピアノが大きくへこんでいたり、ピアノの木肌が見えるほどの大きな傷があったりするものは買取不可となる可能性が高くなります。また、外からは分からなくても、ピアノの内部が湿気で激しく損傷していたり、害虫によって木材のダメージを受けていたりする可能性も。
引用:プリフラ公式HP
1970年代でも状態が悪いもの
長期間使用していなかったピアノは、カビやサビ、音の不具合が原因で買取不可と判断されることがあります。
「古くても多少は売れる」と考えていても、状態次第では無料引き取りや処分費が発生するケースも少なくありません。
ピアノは保管環境やメンテナンス状況によって価値が大きく左右されます。
そのため、日頃の管理状態が査定結果に直結する点を理解しておくことが重要です。
ノーブランド・海外無名メーカー
ノーブランドや海外の無名メーカーのピアノは、中古市場での需要が低く買取が難しいケースがあります。
一見きれいな状態でも、再販ルートがないため査定額がつかないことも珍しくありません。
特に国内で流通実績の少ないメーカーは、価値が評価されにくい傾向にあります。
そのため、メーカーによっては状態に関係なく買取不可となる可能性がある点に注意が必要です。
- アトラス(ATLAS)
- 東海楽器系ブランド(シルバースタインなど)
- ローゼンクランツ(IKピアノ)
- ゲルス&カルマン(大成ピアノ)
- エルンスト・ホーマイヤー
搬出が困難(2階・クレーン必須)
ピアノが2階以上に設置されている場合や、階段が狭い場合は搬出が難しくなることがあります。
その結果、クレーン作業が必要となり、搬出費が1万円〜2.5万円程度かかるケースもあります。
買取価格より搬出費の方が高くなり、実質的に赤字になることも少なくありません。
設置場所や搬出経路によって費用が大きく変わるため、事前に確認しておくことが重要です。
■クレーン搬出の費用相場
- 通常のクレーン作業
→ 約1万円前後〜2.5万円程度 - グランドピアノなど大型
→ 1万円〜2.5万円程度 - 大型クレーンが必要
→ 5万円以上〜 - 手吊り作業(クレーン不可)
→ 5万円以上〜20万円程度
20年以上前の電子ピアノ
20年以上前の電子ピアノは、機能の古さや劣化により中古市場での需要がほとんどありません。
一見問題なく使えても、内部部品の寿命や修理不可のリスクから買取対象外となることが多いです。
実際には0円査定や引き取り不可となり、処分費が発生するケースも少なくありません。
電子ピアノは年式による価値低下が大きいため、早めに売却を検討することが重要です。
50年前のピアノを買取に出した際の買取不可・失敗事例
古いピアノを買取に出した際に、損をしたり買取不可になり困るケースが多々あります。
30~50年前のピアノは、業者によって査定額が大きく変化します。
そこで、実際の失敗事例を学び最高値で売れるように準備をしましょう。
1社だけで決めてしまい5万円損した
ピアノ買取で最も多い失敗が「1社だけで査定を決めてしまうこと」です。
実際に、複数社を比較しなかったことで数万円単位の差が出るケースは珍しくありません。
最初に依頼した業者の査定額は30,000円で別の業者に査定を依頼したところ80,000円の提示があるケースも多々あります。
このような差が出る理由は、業者ごとに再販ルートが異なるためです。
海外輸出ルートを持つ業者は、ヤマハの人気モデルを高く評価する傾向があります。
また在庫状況や搬出コストの考え方によっても査定額は変わります。
ケーススタディ|実際に買取金額に差があり損をしたユーザー
実家の整理で40年前のヤマハU3を売ることになり、最初に見つけた業者に査定をお願いしました。
「古いのでこのくらいですね」と言われ、3万円の提示に納得しかけていました。
念のため別の業者にも聞いてみたところ、まさかの8万円と言われて驚きました。
最初の1社だけで決めていたら5万円も損していたと思うと、比較の大切さを実感しました。
無料だと思ったら搬出費で赤字になった
「無料で引き取ります」と言われたのに、結果的に費用がかかってしまうケースも少なくありません。
特に古いピアノでは、買取価格より搬出費の方が高くなることがあります。
業者からは「無料で引き取り可能」と説明を受け、安心して依頼をしたところクレーン作業が必要と判断されました。
その結果、搬出費として費用が発生・請求されることも多いです。
ピアノ自体の買取価格は0円だったため、実質的には赤字になるケースも多いです。
ケーススタディ|搬出費で赤字になったたユーザー
「無料で引き取れる」と言われて安心して依頼したのですが、当日になってクレーン作業が必要と言われました。
結果的に搬出費として2万円以上かかり、買取どころか逆にお金を払うことになってしまいました。
事前に条件をしっかり確認していなかった自分にも原因があると感じています。
無料という言葉だけで判断せず、追加費用の有無は必ず確認すべきだと痛感しました。
状態を正直に伝えず減額された
査定時にピアノの状態を正確に伝えなかったことで、後から減額されるケースも多くあります。
特にオンライン査定では、情報不足が原因でトラブルになりやすい傾向があります。
査定時には「多少の使用感あり」とだけ伝え、細かい状態は説明しておらず実際に引き取り時に確認したところ、内部劣化が見つかりました。
その結果、20,000~50,000円程減額されることが多々あります。
ケーススタディ|状態を正直に伝えず減額されたユーザー
査定のときに細かい傷や内部の状態を伝えずに依頼してしまいました。
事前には6万円と言われていたのに、当日確認でサビや不具合が見つかり2万円まで下がりました。
「これくらい大丈夫だろう」と思っていたのが甘かったと反省しています。
最初から正直に伝えていれば、こんな大きな減額にはならなかったと感じました。
30・40・50年前のピアノを買取相場よりも少しでも高く売るためのコツ
年代物のピアノを手放す際に、状態や需要によって査定額が大きく異なるのをご存じでしょうか。
同じ年数が経っていても、売却前のちょっとした工夫の有無で結果に差が出ることは少なくありません。
ここでは、半世紀前のピアノでも効率的に価値を引き出すための実践的な工夫について解説します。
相見積もりで最高値で買取をしてくれる業者を探す
ピアノを高く売却するには、複数の業者から査定を取り寄せることが欠かせません。
同じ楽器であっても、業者ごとに評価基準や再販ルートが違うため、提示される金額に幅が出るのが一般的です。
その際に便利なのが「ウェルカム買取査定ナビ」です。
このサービスでは、一度の入力で複数業者から査定を受け取れるため、手間を省きながら比較ができます。
特に古いピアノは業者による評価差が顕著なため、最高値で買い取ってくれる相手を見つけるのに役立ちます。
効率的かつ安心して売却先を選ぶために、相見積もりを活用することが重要です。

消費者庁が実施した「買取サービスに関する実態調査報告書」によると、複数の店舗に査定を依頼した人は全体のわずか25.9%にとどまり、約7割(74.1%)の人が1店舗のみで買取を決めていることがわかります。
その理由としては、「早く売却したかったから」(35.7%)、「複数店舗に依頼するのが面倒だったから」(35.5%)が多く挙げられています。
この結果から、多くの消費者が比較検討を行わずに1社のみで取引を完了しており、手軽さを優先する傾向が強いことが示されています。
付属品をまとめて買取に出す
| 付属品 | 役割・特徴 |
|---|---|
| ピアノ椅子(ベンチ) | 高さ調整が可能なものが多く、正しい姿勢で演奏するために必須 |
| 譜面台 | 楽譜を置くため。アップライト・グランドともに標準装備 |
| ピアノカバー | 本体全体を覆い、ほこりや傷から保護 |
| 鍵盤カバー | 布やフタ付きで鍵盤部分を保護 |
| インシュレーター | 脚の下に敷き、振動防止や床の傷防止 |
| 防音マット | 床に敷き、防音・防振効果 |
| 乾燥剤・湿度調整剤 | 湿気・乾燥から内部を守る。ダンプチェイサーなど |
| 掃除用クロス | 鍵盤や外装のホコリ・指紋を拭く |
| メトロノーム | リズム練習に必須級の小物 |
| 譜面灯(ライト) | 楽譜を明るく照らすスタンドライト |
| 補助ペダル/アシストペダル | 子どもなど足が届かない人向け |
上記表は、ヤマハ公式HPを参考にして作成しました。
ピアノ本体だけでなく、付属している椅子やカバー、取扱説明書、湿度調整アイテムなども一緒に査定に出すことで、評価が上積みされる可能性があります。
新品で購入した際に付いていた純正品は特に重要で、使用感があっても需要がある場合があります。
業者からすれば再販売する際に備品込みで提供できるため、買い手にとっても魅力が増すのです。
逆に、バラバラで売却してしまうと付属価値が反映されにくく、結果的に全体の査定額が下がってしまう恐れもあります。
そのため、できる限り揃った状態で査定を受けることが、高額査定を実現する有効な手段といえるでしょう。
なるべくきれいな状態にして出す

ピアノは外観の印象が査定額に直結するため、売却前には簡単な清掃やメンテナンスを行うのがおすすめです。
乾いた布で埃を拭き取り、鍵盤周りの汚れを目立たなくするだけでも印象は大きく変わります。
また、調律を事前に行っておくと「すぐ演奏できる状態」と判断されやすく、再販価値が高まる可能性があるでしょう。
深刻な修復は専門業者に任せる必要がありますが、自分で対応できる範囲の手入れで十分効果があります。
買い取る側にとって魅力的な状態を整えることは、査定額アップの大きな要素になるため、少しの工夫で結果が変わることを意識しましょう。
30・40・50年前の古いピアノが買取相場以下になる理由
ピアノは長い年月を経るほど、その内部機構や外装に様々な変化が起きるのが特徴です。
そうした経年変化が買取価格に大きく影響するため、50年前の古いピアノはどうしても安くなる傾向があります。
ここでは、なぜ価値が下がりやすいのか、主な理由について詳しく解説します。
劣化している可能性が高いから
50年前のピアノは長い時間をかけて、部品が摩耗したり素材が劣化している可能性が非常に高いです。
木材は湿度や温度変化でひび割れや反りが生じ、金属部品は錆びや腐食が進んでいます。
特に弦やフェルト製のハンマー部分は繊細で、弾き心地や音質に直結するため劣化が顕著になりやすいです。
こうした損傷は修復や調整が必要で、その費用が査定額に反映されマイナスとなってしまいます。
経年による自然なダメージを避けることは難しく、これが価値を下げる大きな要因です。
再販が難しいから
長い年月が経過したピアノは、需要の限られた中古市場では再販が非常に難しくなります。
現代の住宅事情やライフスタイルの変化により、大型楽器の置き場所が少なくなっていることも背景にあります。
加えて、古いモデルは最新の技術やデザインに比べて扱いにくい部分があるため、購入希望者が減少傾向になるでしょう。
業者側も買い取った後、再販にコストや時間を費やすリスクを考慮しなければならず、その分査定額が抑えられます。
こうした再販の難しさが価格低下の主な要因となっています。
修理に費用がかかるから
古いピアノは多くの場合、修理に相当な費用がかかります。
鍵盤の不具合、弦の張り替え、内部パーツの交換など、専門的な作業が必要になるため、その費用はかなり高額です。
さらに、希少部品の入手困難や技術者の手配の難しさが加わる場合もあり、修理コストが跳ね上がることも珍しくありません。
こうした負担を査定に反映し、買い取り価格が低くなるのは避けられません。
したがって、修理費用がかかることはピアノの価値を下げる大きな理由となっています。
故障個所別修理費用目安
| 故障箇所 | 修理内容・詳細 | 費用 |
|---|---|---|
| 調律 | 定期的な音程調整 | アップライト:約12,000円、グランド:約15,000円 |
| 鍵盤の戻りが悪い/動かない | ピアノ鍵盤の調整・修理 | 約1,700~2,100円/箇所 |
| 特定の音が出ない | 音の出ない箇所のみの修理 | 約1,700~2,100円/箇所 |
| 弦が切れている | 弦交換 | 高音:3,000~5,000円/本、 中音:4,000~7,000円、 低音:6,000~9,000円、 低音ダブル巻弦:9,000~11,000円/本 |
| 弱音器故障 | 調整またはフェルト交換 | 調整:300~600円 フェルト交換:800~1,100円/枚 |
| 弾き心地が悪い | アクション調整・調整全般 | 約4,000~6,000円 |
| 音色にムラがある | ハンマーの形状修正による音色調整 | 約15,000~18,000円 |
買取相場よりも低い・買取不可となった50年前のピアノの処分方法
製造から50年が経過し、買取が難しいピアノでも処分方法は複数あります。
自治体のサービスを利用する方法や、寄付や譲渡で新たな弾き手を探す方法、専門業者に依頼する方法などです。
それぞれの処分方法や流れについて解説します。
粗大ごみとして出す
自治体によっては、ピアノを粗大ごみとして回収してもらえる場合があります。
ただし、グランドピアノやアップライトピアノは「適正処理困難物」に指定され、回収対象外となることが多いです。
事前に自治体への確認が必須です。
- お住まいの自治体でピアノが回収対象か確認する
- 電話やWEBで収集の予約を入れる
- コンビニなどで粗大ごみ処理券を購入する
- 処理券に必要事項を記入し、ピアノの見やすい場所に貼る
- 指定された収集日の朝に、指定場所までピアノを運び出す
ピアノをゴミとして出す際は、各自治体のルールに従って出すようにしましょう。
地域によっては、処分不可の自治体もあります。
適正処理困難物とみなされるもので申込できない品目
自動車(バッテリー、マフラー等の部品も含む)、オートバイ(バッテリー等の部品も含む)、タイヤ、ピアノ、耐火金庫、消火器、コンクリートブロック、ガスボンベ類、石・岩・砂など
不明なものは、購入した販売店に相談するか、みなとリサイクル清掃事務所にご相談ください。
引用:港区
社団法人に寄付する
演奏可能なピアノは、NPOや施設へ寄付し社会貢献につなげられます。
送料が自己負担になる場合もあるため、事前に条件の確認が必要です。
できるだけ良好な状態で寄付するよう心掛けましょう。
- ピアノの寄付を募集している団体を探す
- 団体のホームページや電話で受け入れ条件(ピアノの状態など)を確認する
- 寄付の申し込み手続きを行う
- ピアノの輸送業者を手配する
- 指定された日時にピアノを発送または引き渡してもらう
- 必要であれば、感謝状や受領書を受け取る
また、すべての社団法人が受け入れ可ではないので、事前に調査を行ってから寄付の相談をするようにしましょう。
知人や友人に譲る
50年前のピアノは買取価格がつきにくいのが現状です。
知人に譲れば処分費用が節約でき、相手にも喜ばれます。
運搬費の負担については、トラブルを避けるためにも事前にしっかり話し合っておきましょう。
- ピアノを譲りたいと知人や友人に伝え、引き取りを希望する人を探す
- ピアノの状態(傷や不具合の有無)を正直に説明する
- 輸送費用をどちらが負担するかを決める
- ピアノ専門の輸送業者を手配する
- 引き渡しの日程を調整する
- 引き渡しに立ち会う
不用品回収業者に依頼する
手間をかけずに、かつ迅速にピアノを処分したい場合には、不用品回収業者への依頼が便利です。
他の不用品もまとめて回収してもらえる場合もあります。
業者によって料金が異なるため、複数の業者から見積もりを取るのをお勧めします。
- 電話やWebで不用品回収業者に連絡し、見積もりを依頼する
- ピアノの品番や設置場所など詳しい情報を伝える
- 見積もり額に納得したら、回収日時を決定する
- 当日は搬出作業に立ち会う
- 作業完了後、その場で料金を支払う
30・40・50年前のピアノを買取ができる業者
以下で、30・40・50年前のピアノを買取ができる業者をご紹介します。
どの買取業者も高価買取を行ってもらえる業者なので古いピアノをお持ちの方は是非査定依頼をしてみましょう。
プリフラ

プリフラは、30年〜50年以上前の古いピアノでも買取相談ができる業者です。
状態が悪いピアノや長年使っていないピアノでも査定対象になるのが特徴。
全国対応で出張査定も可能なため、手間なく売却を進められます。
まずは気軽に無料査定から依頼できる安心感があります。
| 対応エリア | 全国23都府県エリア外でも相談可 |
|---|---|
| 買取可能なピアノの種類 | アップライトピアノ、グランドピアノ、電子ピアノ |
| 取り扱いメーカー | ベーゼンドルファー、ボストン、ベヒシュタイン、カワイ、プレイエル、レーニッシュ、シンメル、スタインウェイ&サンズ、ホフマン、ウェンドルアンドラング、ヤマハ、ツィンマーマン |
| 買取方法 | 出張買取 |
| 買取申し込み方法 | 電話・WEB・LINE |
| 搬送料 | 無料 ※特殊搬出や困難な設置条件の場合、費用が発生する場合あり |
| 手数料 | 無し |
| 買取金額の支払方法 | 現金支払い |
| 電話番号 | 0120-331-661 受付時間 8:00〜19:00(年中無休) |
| 運営会社 | 株式会社TSO 住所:160-0022 東京都新宿区新宿1丁目3番12号壱丁目参番館501 古物営業許可証番号:第305551604692号 |
伸和ピアノ

伸和ピアノは、中古ピアノの買取・再生に強みを持つ専門業者です。
30年以上経過したピアノでも価値を見極めて査定してくれるのが魅力。
古いモデルでも修理・再販ルートがあるため買取につながりやすいです。
丁寧な対応で初めての方にも利用しやすい業者です。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 買取可能なピアノの種類 | アップライトピアノ、グランドピアノ |
| 取り扱いメーカー | ヤマハ、カワイ、三木楽器、ビクター、ディアパソン、アトラス 一部海外ブランドも相談可 |
| 買取方法 | 出張買取 |
| 買取申し込み方法 | 電話・WEB・LINE |
| 搬送料 | 無料 ※特殊作業が必要な場合は事前に見積もり、発生時のみ別途加算 |
| 手数料 | 無し |
| 買取金額の支払方法 | 出張買取:現金手渡し 宅配買取:銀行振込 |
| 電話番号 | 0120-050-151 受付時間 8:00~19:00 |
| 運営会社 | 伸和ピアノ株式会社 住所:262-0012 千葉県千葉市花見川区千種町33-1 古物営業許可証番号:第441340000721号 |
タケモトピアノ

タケモトピアノは全国的に知名度が高い大手ピアノ買取業者です。
古いピアノや長期間放置されたピアノでも買取対象になるケースがあります。
全国無料出張査定に対応しており、手軽に依頼できるのが強み。
実績豊富で安心して相談できる業者のひとつです。
| 対応エリア | 全国一部離島や特定条件下を除き、ほぼ全国どこでも対応可能 |
|---|---|
| 買取可能なピアノの種類 | アップライトピアノ、グランドピアノ、その他 |
| 取り扱いメーカー | ヤマハ、カワイ、その他 |
| 買取方法 | 出張買取 |
| 買取申し込み方法 | 電話・WEB |
| 搬送料 | 無料 ※搬出で大型重機などの特殊作業が発生する場合は別途費用が必要 |
| 手数料 | 無し |
| 買取金額の支払い方法 | 現金手渡し |
| 電話番号 | 0120-37-0009 受付時間 9:00~19:00 |
| 運営会社 | タケモトピアノ株式会社 住所:590-0984 大阪府堺市堺区神南辺町3丁107-16 古物営業許可証番号:第622071006538号 |
未来ピアノガーデン

未来ピアノガーデンは、古いピアノの買取や引き取り相談ができる専門店です。
30年〜50年前のピアノでも状態に応じて査定を行ってくれます。
不要になったピアノを次の持ち主へつなぐ再活用にも力を入れています。
まずは無料査定で価値を確認するのがおすすめです。
| 対応エリア | 愛知・岐阜・三重 |
|---|---|
| 買取可能なピアノの種類 | アップライトピアノ、グランドピアノ、電子ピアノ |
| 取り扱いメーカー | ヤマハ、カワイ、スタインウェイ&サンズ、ディアパソンピアノ、アポロ、ボストン、スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ベヒシュタイン |
| 買取方法 | 出張買取 |
| 買取申し込み方法 | 電話、WEB |
| 搬送料 | 無料 |
| 手数料 | 無料 |
| 買取金額の支払い方法 | 現金手渡し |
| 電話番号 | 0120-88-7336 |
| 運営会社 | 株式会社未来 住所:名古屋市中川区小本本町3丁目229番地 古物営業許可証番号:愛知県公安委員会 第541191900900号 |
BUYRICH

BUYRICH(バイリッチ)は、ピアノを含む家具・家電・楽器など大型品の 出張買取・宅配買取・LINE査定 に対応する買取サービスです。
専門の鑑定士が丁寧に査定し、最新相場を反映した買取価格を目指しています。
壊れたものや汚れのあるピアノでも査定対象になりやすく、状態に不安があるものでも相談しやすいのが特徴です。
関東エリア中心の出張買取のほか、宅配査定で全国対応も可能です。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 買取可能なピアノの種類 | アップライト・グランドピアノ |
| 取り扱いメーカー | ヤハマ、カワイ、STEINWAY&SONS、 |
| 買取方法 | 出張買取 |
| 買取申し込み方法 | WEB・LINE |
| 搬送料 | 無料 |
| 手数料 | 無料 |
| 買取金額の支払い方法 | 無料 |
| 電話番号 | – |
| 運営会社 | 株式会社ON NOBLE 〒110-0016東京都台東区台東4-20-6 シュプールおかむらビル2F 東京都公安委員会 第304362517069号 |
50年前のピアノ買取相場に関するよくある質問
ピアノの売却には疑問や不安がつきものです。
特に50年前の古いピアノだと、処分費用や寿命、売る前の準備方法など気になる点が多いでしょう。
ここでは、こうしたよくある質問に答える形で、古いピアノを手放す際のポイントをわかりやすく解説します。
Q1.30~50年前のピアノの買取相場はどのくらいですか?
年式やメーカー、状態によって異なります。
- アップライトピアノ:152,000〜250,000円
- グランドピアノ:350,000〜700,000円
ヤマハやカワイなど人気メーカーは、相場の上限に近い価格で買取されやすく、希少モデルや上位グレードはさらに高額になることもあります。
内部の状態や外装の傷も査定に影響するため、事前に写真や情報を正確に伝えることが重要です。
Q2.古いピアノでも売れますか?
30~50年前のピアノでも、保存状態が良ければ買い取ってもらえます。
ただし、動作不良や外装損傷がある場合は、減額の対象になりますが、希少モデルや人気メーカーは修理・再調律を経て再販されることもあります。
買取不可の場合は、不用品回収や自治体の粗大ごみ回収、無料引き取りを検討すると良いでしょう。
Q3.買取前に準備しておくことはありますか?
買取前には表面の清掃や鍵盤周りの整理、可能であれば簡単な調律を行うことが重要です。
付属品(椅子、譜面台、ペダルなど)があればまとめて査定に出すと高額になりやすく、複数社で相見積もりを取ることが満足のいく売却につながります。
Q4.ピアノの寿命はどのくらいですか?
一般的に30~50年程度ですが、使用頻度や保管状況、手入れによって変動します。
良好に管理されていれば50年以上演奏に耐える場合もありますが、木材の劣化や金属部品のサビが音質や操作性に影響します。
専門家による内部構造の確認が寿命判断に有効です。
Q5.買取価格は状態によってどう変わりますか?
- 外装の傷や打痕
- 鍵盤・ペダルの不具合
- 内部サビやカビの有無
- 付属品の有無
- 搬出や設置条件
清掃や調律を行い、「弾ける状態」に整えること、付属品を揃えること、搬出条件を明確に伝えることで査定額が上がります。
Q6.アップライトとグランドの相場の違いは?
グランドピアノは希少性と市場価値が高く、アップライトに比べ2~3倍の査定額になることがあります。
ただし搬出費や設置条件により手取り額は変わる場合があるため、事前確認が必須です。
Q7.買取不可の場合の処分費用は?
買取不可のピアノは、不用品回収業者に依頼すると数万円、自治体の粗大ごみ回収では2,000円前後かかる場合があります。
状態や地域により費用や対応が異なるため、事前に確認することが重要です。
Q8.人気メーカーはどれですか?
ヤマハ、カワイ、スタインウェイ、ベーゼンドルファーなどのメーカーは、中古市場でも需要が高く、同年式の他メーカーより高値で売れやすいです。
| メーカー | ヤマハ | カワイ | スタインウェイ | ベーゼンドルファー |
|---|---|---|---|---|
| 中古市場での需要 | 高い | 高い | 非常に高い | 高い |
| アップライトピアノ買取相場 | 3万~15万円前後 | 2万~12万円前後 | 15万~50万円前後 | 20万~60万円前後 |
| グランドピアノ買取相場 | 10万~40万円前後 | 8万~35万円前後 | 50万~200万円以上 | 100万~300万円以上 |
| 備考 | U1やUXシリーズは特に人気 状態が良ければ高額査定が期待できる | 人気シリーズはKシリーズ 人気の中古需要があり再販しやすい | 高級ブランドとして海外でも需要が高く、年式やモデルによっては高額査定 | 限定モデルやフルコンサート用は非常に高額 希少価値が査定に直結 |
上位機種や希少モデルはさらに査定額に反映されます。
Q9.古い電子ピアノの買取相場は?
20年以上前の電子ピアノは、状態やメーカー次第で0~5万円程度で取引されています。
- 経年劣化・寿命の影響
長年使用されているため、鍵盤や内部電子部品の劣化、音源チップの故障などが起こりやすく、動作不良リスクが高い。 - メーカーやモデルの影響
ヤマハやローランドなど人気ブランドであればやや高値も期待できるが、一般的なメーカーや低価格モデルはほぼ下限での取引になる。 - 機能の陳腐化
MIDI機能やタッチ感度など、最新モデルに比べて性能が低いため、再販時の需要が限定される。 - 外観の損耗
本体の傷や黄ばみ、ペダルやスタンドの破損などがあると査定額は大幅に下がる。 - 付属品の有無
椅子や譜面立て、電源ケーブルが揃っていない場合はさらに買取価格が低くなる。 - 搬出・処分の手間
重量がある電子ピアノは搬出や運搬にコストがかかる場合があり、その分査定額が抑えられる。 - 市場需要の低下
古い電子ピアノは中古市場での需要が少なく、購入希望者が限られるため価格が低くなる。
ローランドやカシオなど人気モデルは比較的高額で取引されますが、故障や年式によっては買取不可のケースもあります。
Q10.高値で売るためのポイントは?
- 人気メーカー・モデルを選ぶ
- 清掃や調律で状態を整える
- 付属品を揃える
- 写真や動画で状態を正確に伝える
- 希少性や上位モデルを査定時にアピールする
- 複数業者で相見積もりを取る
これらを実施することで、最適価格での売却につながります。
まとめ|50年前のピアノは高額買取が期待できる
50年前のピアノでも、メーカーや状態次第で買取対象となり、高値がつくこともあります。
ただし劣化や修理費用の問題から、安くなる場合や買取不可になる可能性もあります。
少しでも高く売るためには複数業者の査定を比較し、付属品を揃えてきれいに保つことが大切です。
売却が難しい場合でも処分方法は複数あるため、自分に合った選択肢を知っておくことが安心につながります。















